『English Grammar in Use』を用いて、瞬間英作文トレーニングをしていきます。
今回のテーマは『have toとmustの使い方と違い』です。日本語にすると「~しなければならない」というニュアンスですが、細かい違いについて学習していきましょう。
そして、繰り返し、声を出して練習することで意味と使い方をマスターしていきましょう。
声が出せない状況なら口パクでも構いません。ちなみに僕は電車の中で瞬間英作文を口パクでした結果かなり効果がありました。
have toとmustの使い方と違い
have toの使い方
『English Grammar in Use』ではhave toの説明は以下のとおり記載されています。
I have to do something = it is necessary to do it, I am obliged to do it.
“have to do~”は「する必要があり」「義務としてする」という感じです。なので、日本語では「~しなければいけない」という訳し方になります。
疑問文や否定文で使う場合は”do”, “does”, “did”を使って文章を作ります。
(例)What do I have to do to get a new driving licence?「新しい免許を取得するためには何をしなければいけないですか?」
助動詞などと一緒に使う場合は以下のような表現方法もあります。
- I’ll have to…「~しなければいけないだろう」
- I’m going to have to…「~しなければいけないだろう」
- I might have to…「~しなければいけないかもしれない」
- I may have to…「~しなければいけないかもしれない」
Mustはhave toの違い
基本的にはmustはhave toに似ている表現で、同じように使えます。
自分の意見を言うとき(必要性や誰かにオススメしたいことを言う場合)にはmustとhave toの両方を使うことができます。
(例)I haven’t spoken to Sue for ages. I must phone her. / I have to phone her.
「わたしはスーと何年も話していない。彼女に電話しなくてはいけません。」
この場合、スーと話をしなければいけない必要性について自分の意見を言っています。
さて、ここからはmustとhave toの違いについてです。
話している人の主観ではなく、事実に基づいた義務について話すときにはhave toを使います。mustはあまり使いません。
(例)I have to work from 8.30 to 5.30 every day.
「わたしは毎日8:30から5:30まで働かなくてはいけません」
この場合、事実であって話している人の主観ではありません。
mustは書き言葉として、ルールや指示について記載するときに使います。例えば、道路標識には交通ルールが記載されていますが、その場合にはmustを使用します。
(例)Seat belts must be worn.
「シートベルト着用必須」
最後に、過去形にする時はhad toを使います。
mustn’t(must not)とdon’t have toはまったく違う意味
日本語に訳してみると違いが一目瞭然です。
『mustn’t(must not):~してはいけない』
(例)You mustn’t go out tonight.
「あなたは今晩出かけてはいけない。」
『don’t have to:~する必要はない』
(例)You don’t have to go out tonight.
「あなたは今晩出かける必要はない。」
have got toとhave toは同じ意味
have to代わりにhave got toを使うこともできます。
(例)
I’ve got to go out tonight.
= I have to go out tonight.
「わたしは今晩でかけなければいけない」
『English Grammar in Use』で『瞬間英作文』
I have to wear glasses for reading.
Did you have to wait a long time for a Bus?
※疑問文・否定文ではdo, does, didを使う。
We might have to change our plans.
※may have to changeでもOK
Mark is a really nice person. You must meet him. (or You have to meet him.)
※自分の意見としてオススメしたいことを言うときに使うmustとhave to
Jane has to go to a lot of countries for her work.
※事実に基づいた義務について話しているのでmustは使えない。
Applications for the job must be received by 18 May.
※must be received by 18 May「5月18日までに受付されなければいけません」を日本語に合うように訳しています。
※書き言葉として指示しているのでmustを使います。
I went to the meeting yesterday, but I had to leave early.
※過去形はhad toを使う
You must keep this a secret. You mustn’t tell anyone.
I don’t have to be at the meeting, but I’m going anyway.
・When has Helen got to go?
・When does Helen have to go?
※have got toとhave toは同じ意味になる。
※改善案・ミスの指摘・質問・要望などがあれば、下のコメント欄からお願いします。
この記事と合わせて瞬間英作文をすべき記事
【EGUで瞬間英作文】28.”Must”「に違いない」と”can’t”「ありえない」の使い方と違いこのページの使い方
※すでに使い方を知っている人はこれを読まなくてもOKです
瞬間英作文トレーニングと同じやり方で勉強していきます。ポイントとなる『第1サイクル』と『第2サイクル』を記載します。
第1サイクル
長く考えることは禁物。答えがでなくても1文あたり10秒程度で英作文を頭の中で作る。
簡単な文でも必ずやる。力のある人でもとっさに答えた英文で、時制や三単現の”s”など細かい間違いは起こりやすいため。
瞬間英作文で最も重要なトレーニング。英文を何回か繰り返し口に落ち着ける作業をする。まず何度か文構造や意味を理解しながら文章を見ながら音読し、その後、文章から目を離して声に出す。
※何十回と繰り返す必要はありません。
最後は10の日本文を連続して、1回ずつ英作文します。第1サイクルではすんなり行かなくてもかまいません。特に言いにくかった文や口に落ち着きにくい文を補強練習しておきましょう。
第2サイクル以降
第2サイクル以降は同じステップです。
第1サイクルでは最後だったステップを最初に行います。この段階ですらすら読めなくても構いません。
英文を見ながら数回音読し、馴染んだところで目を上げて暗証します。文の構造・意味を理解しながらするようにします。
瞬間英作文については以下のページも参考ください。
【具体的な使い方】英語を話すために『瞬間英作文』は必須です。参考にしている教材
この記事は『English Grammar in Use』を参考にしています。使い方は書いているとおり『瞬間英作文』を参考にしています。
『English Grammar in Use』で瞬間英作文ができたら良いなと思ったので、このブログで作っています。
詳細が気になる方は、本家の教材も参考にしてみてください。
English Grammar in Use
瞬間英作文