『English Grammar in Use』を用いて、瞬間英作文トレーニングをしていきます。
今回のテーマは『could doとcould have doneの使い方と違い』です。繰り返し、声を出して練習することで意味と使い方をマスターしていきましょう。
声が出せない状況なら口パクでも構いません。ちなみに僕は電車の中で瞬間英作文を口パクでした結果かなり効果がありました。
could doとcould have doneの使い方と違い
- 基本的に”could”は”can”の過去形として使う。
- しかし、いつも過去形とは限りません。『現在』や『未来』の可能性をいうときにも”could”を使用することができ、特に提案するときに”could”使うことが多いです。
(例)
“What shall we do tonight?”「今晩何をしましょうか?」
“We could go to the cinema.”「映画に行くこともできますよ。」
⇒”can”も使うことができるが、”could”は”can”よりも確実性が低い。 - “could”は現実的な行動でない場合に使うこともあります。この場合は日本語だと「~できそうだ」というニュアンス。
(例)
“I’m so tired, I could sleep for a week.”「疲れた、1週間寝ることもできそうだ。」
⇒現実的には1週間寝ることはできない。 - “could”は現在や未来の実現可能性についても言うことができる。この場合は日本語だと「~あり得るだろう」というニュアンス。
(例)
“The story could be true, but I don’t think it is.”「その物語は実際にあり得るだろうが、わたしはそうは思わない。」 - “could have done”は2. 3. 4.の過去についていう場合に使う。
- “could have done”は『可能性があったが起きなかったこと』に使う。日本語にすると「~することができただろう(がしなかった)」とか「~はあり得ただろう(が起こらなかった)」というニュアンス。
- “couldn’t do”は可能性がないことを表現する。日本語にすると「~することはないだろう」というニュアンス。
- 7.を過去形にすると”could have done”で可能性がなかったことを表現する。日本語にすると「~だったはずはない」というニュアンス。
I can stay with Sarah when I go to Paris next month.
※次の「2.」と「3.」と比較してみてください。
Maybe I could stay with Sarah when I go to Paris next month.
※「1.」の文章と比べて、不確かさが強調されている。
This is a wonderful place. I could stay here forever.
※現実的な行動でない場合に使う”could”
The weather is nice now, but it could change later.
※未来の現実可能性について言う”could”
The situation is bad, it could be worse now.
※現在の現実可能性について言う”could”
The situation was bad, it could have been worse.
※「5.」の過去形。もっと悪くなり得た(が結局ならなかった)。
Why did you stay at a hotel? You could have stayed with me.
※泊まることもできたが(泊まらなかった)。
David was lucky. He could have hurt himself when he fell.
※けがをすることもあり得た(がけがをしなかった。)
※hurt oneself「けがをする」
I couldn’t live in a big city.
※couldn’t do「~することはないだろう」
We had a really good holiday. It couldn’t have been better.
※It couldn’t have been better「それより良いことがあり得るはずがなかった」。つまり『最高だった』という表現です。
※現在形にするとIt couldn’t be better「それより良いことがあり得るはずがない」。つまり「最高だ」という意味になります。
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このページの使い方
※すでに使い方を知っている人はこれを読まなくてもOKです
瞬間英作文トレーニングと同じやり方で勉強していきます。ポイントとなる『第1サイクル』と『第2サイクル』を記載します。
第1サイクル
長く考えることは禁物。答えがでなくても1文あたり10秒程度で英作文を頭の中で作る。
簡単な文でも必ずやる。力のある人でもとっさに答えた英文で、時制や三単現の”s”など細かい間違いは起こりやすいため。
瞬間英作文で最も重要なトレーニング。英文を何回か繰り返し口に落ち着ける作業をする。まず何度か文構造や意味を理解しながら文章を見ながら音読し、その後、文章から目を離して声に出す。
※何十回と繰り返す必要はありません。
最後は10の日本文を連続して、1回ずつ英作文します。第1サイクルではすんなり行かなくてもかまいません。特に言いにくかった文や口に落ち着きにくい文を補強練習しておきましょう。
第2サイクル以降
第2サイクル以降は同じステップです。
第1サイクルでは最後だったステップを最初に行います。この段階ですらすら読めなくても構いません。
英文を見ながら数回音読し、馴染んだところで目を上げて暗証します。文の構造・意味を理解しながらするようにします。
瞬間英作文については以下のページも参考ください。
【具体的な使い方】英語を話すために『瞬間英作文』は必須です。参考にしている教材
この記事は『English Grammar in Use』を参考にしています。使い方は書いているとおり『瞬間英作文』を参考にしています。
『English Grammar in Use』で瞬間英作文ができたら良いなと思ったので、このブログで作っています。
詳細が気になる方は、本家の教材も参考にしてみてください。
English Grammar in Use
瞬間英作文