『English Grammar in Use』を用いて、瞬間英作文トレーニングをしていきます。
今回のテーマは『wouldの使い方』です。wouldの詳しい意味やwillとの違いなど、wouldの色んな使い方に慣れていきましょう。
挑戦するなら繰り返し、声を出して練習することで意味と使い方をマスターしていきましょう。
声が出せない状況なら口パクで、身につけられることも多いです。僕は時間を有効活用するために、電車の中で口パクしまくって英語をトレーニングしていました。
wouldの使い方(詳しい意味やwillとの違いなど)
基本の使い方は想像をするwould「~だろうに」
『English Grammar in Use』では次のように説明されています。
We use would (’d) / wouldn’t when we imagine a situation or action (= we think of something that is not real)
「wouldやwouldn’tは状況や行動を想像するときに使う(= 本当じゃない何かを考える時)」と記載されています。
つまり、wouldの基本的な使い方としては「想像するもの、架空のもの」を表現する場合に使います。
【例文】
It would be nice to buy a new car, but we can’t afford it.
「新しい車買えれば言いだろうね、でも私たちにはその余裕がない。」
過去形を使う場合はwould have done
上記のことを過去形でいう場合には”would have done“と言います。
『English Grammar in Use』では次のように記載されています。
We use would have (done) when we imagine something that didn’t happen in the past
「would have doneは過去において、起こらなかったことを想像するときに使う」と書かれてあります。
もう少しいうと、実際には起きていなかったが、「~だっただろう」という想像や架空の話をするときに使います。
※日本の学校では仮定法過去完了と教えられていると思います。
【例文】
It’s a shame you didn’t see the film. You would have liked it.
「その映画を見ていないのは残念ですね。あなたは好きだっただろうに。」
wouldはifと一緒にしばしば使う
これもいわゆる仮定法過去とか、仮定法過去完了とか言われているものです。上記のwouldやwould have doneは想像や架空の話をするときにつかいます。
『想像や架空』の話=『仮定』の話となるわけです。
willとwouldの比較
willは「~だろう」と日本語に訳されることが多いのですが、ニュアンスとしては「~するつもりだ」と話し手の意思を伝える時に使います。
一方、wouldは「~だろうに」と訳されることが多く、上述のとおり「想像や架空」の話をする時に使います。
以下の例文で違いを見てみてください。
【例文】
- I’ll stay a little longer. I’ve got plenty of time.
「わたしは少し長くいるつもりです。時間がたくさんありますので。」 - I’d stay a little longer, but I really have to go now.
「わたしは少し長くいれただろうに、でも今はホントに行かなくてはいけない。」⇒長くいれないという意味になる
would/ wouldn’tはwill / will notの過去形にもなる
下の例文のように、過去形になることもあります。
【例文】
- Tom will call you on Sunday.
「トムは日曜日にあなたへ電話するつもりです。」 - Tom said he’d call you on Sunday
「トムは日曜日にあなたへ連絡するつもりだと言っていました。」
強い否定を示すwouldn’t do
強い否定を表現する場合にwouldn’t do「するつもりはなかった」ということができます。これは過去のことに対して使う場合です。
【例文】
I knew he wouldn’t do.
「彼はするつもりはないだろうとわたしは思った。」
次のように考えれば、分かりやすいと思います。
- willは「~するつもりだ」という強い意志
- will notは「~するつもりじゃない」という強い否定の意思
- wouldは「~するつもりだった」という過去の強い意志
- wound notは「~するつもりじゃなかった」という過去の強い否定の意思
過去の習慣を表すwould
wouldは過去の習慣を言う時にも使うことができます。
日本語にすると「よく~したものだ」という訳になり、used toと同じような意味で使います。
ただし、used toの場合は「今はしてないけど」というニュアンスを含むところが、wouldとの違いです。
【例文】
In summer If the weather was fine, we would go for a swim.
「夏には、もし天気が良かったら、よく泳ぎに行ったものだ。」
『English Grammar in Use』で『瞬間英作文』
I‘d love to live by the sea.
A: Shall I tell Chris what happened.
B: I wouldn’t say anything.
※「わたしがあなたと仮定したなら」という意味合いが含まれています。
I didn’t tell Sam what happened. He wouldn’t have been pleased.
I would call Lisa if I had her number.
※wouldはifと一緒になることも多い。
The film starts at 8.30. You‘d better go now or you’ll miss the beginning.
※wouldはifと一緒になることも多い。
I promise I won’t be late.
I promised I wouldn’t be late.
※won’t(will not)の過去形
I tried to warn him, but he wouldn’t listen to me.
The car wouldn’t start.
Whenever Richard was angry, he would walk out of the room.
※walk out of the room「部屋から出る」
※wouldをused toに変えても似た意味になる
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このページの使い方
※すでに使い方を知っている人はこれを読まなくてもOKです
瞬間英作文トレーニングと同じやり方で勉強していきます。ポイントとなる『第1サイクル』と『第2サイクル』を記載します。
第1サイクル
長く考えることは禁物。答えがでなくても1文あたり10秒程度で英作文を頭の中で作る。
簡単な文でも必ずやる。力のある人でもとっさに答えた英文で、時制や三単現の”s”など細かい間違いは起こりやすいため。
瞬間英作文で最も重要なトレーニング。英文を何回か繰り返し口に落ち着ける作業をする。まず何度か文構造や意味を理解しながら文章を見ながら音読し、その後、文章から目を離して声に出す。
※何十回と繰り返す必要はありません。
最後は10の日本文を連続して、1回ずつ英作文します。第1サイクルではすんなり行かなくてもかまいません。特に言いにくかった文や口に落ち着きにくい文を補強練習しておきましょう。
第2サイクル以降
第2サイクル以降は同じステップです。
第1サイクルでは最後だったステップを最初に行います。この段階ですらすら読めなくても構いません。
英文を見ながら数回音読し、馴染んだところで目を上げて暗証します。文の構造・意味を理解しながらするようにします。
瞬間英作文については以下のページも参考ください。
【具体的な使い方】英語を話すために『瞬間英作文』は必須です。参考にしている教材
この記事は『English Grammar in Use』を参考にしています。使い方は書いているとおり『瞬間英作文』を参考にしています。
『English Grammar in Use』で瞬間英作文ができたら良いなと思ったので、このブログで作っています。
詳細が気になる方は、本家の教材も参考にしてみてください。
English Grammar in Use
瞬間英作文