Gimonさん
「日本人はお金持ち」ってよく聞くんですが、本当にお金持ちなんでしょうか?
今回もこの疑問に対して、ランキング形式で回答していきます。
このランキングを見ることによって、日本の平均的な人が世界と比べて裕福なのかどうか分かります。
僕はもともと国際的なことや英語に興味があったので、インターナショナルスクールで働いています。
また、ヨーロッパをバックパックをして色んな国の人と友達になることもできました。
様々な国の違いについて興味を持っていて、世界のシンクタンクなどからデータを調べて、世界の色んなものをランキングしています。
そういや「日本人は金持ち」という言葉を聞くのですが、個人的にそこまで金持ちではないのかな?とか旅先で思ったりします。
なので、今回は『どこの国の給料が最も良いのだろう』ということについて、調べてみることにしました。
OECDのデータをもとに平均年収’(給料)の良い国を順番にランキングをしていきます。
平均年収が高い国ランキング
順位 | 国 | USドル | 日本円 |
1位 | ルクセンブルク | 69,681 | 7,664,910 |
2位 | アイスランド | 68,006 | 7,480,660 |
3位 | スイス | 66,567 | 7,322,370 |
4位 | アメリカ | 65,836 | 7,241,960 |
5位 | デンマーク | 57,150 | 6,286,500 |
6位 | オランダ | 56,552 | 6,220,720 |
7位 | ベルギー | 55,590 | 6,114,900 |
8位 | オーストラリア | 54,401 | 5,984,110 |
9位 | ノルウェイ | 54,027 | 5,942,970 |
10位 | オーストリア | 53,903 | 5,929,330 |
11位 | ドイツ | 53,638 | 5,900,180 |
12位 | カナダ | 53,198 | 5,851,780 |
13位 | アイルランド | 50,490 | 5,553,900 |
ー | OECD平均 | 48,587 | 5,344,570 |
14位 | イギリス | 47,226 | 5,194,860 |
15位 | スウェーデン | 46,695 | 5,136,450 |
16位 | フランス | 46,481 | 5,112,910 |
17位 | フィンランド | 45,698 | 5,026,780 |
18位 | ニュージーランド | 44,031 | 4,843,410 |
19位 | 韓国 | 42,285 | 4,651,350 |
20位 | スロベニア | 40,220 | 4,424,200 |
21位 | イスラエル | 39,403 | 4,334,330 |
22位 | イタリア | 39,189 | 4,310,790 |
23位 | スペイン | 38,758 | 4,263,380 |
24位 | 日本 | 38,617 | 4,247,870 |
25位 | ポーランド | 31,970 | 3,516,700 |
26位 | エストニア | 30,297 | 3,332,670 |
27位 | チェコ | 29,281 | 3,220,910 |
28位 | リトアニア | 28,914 | 3,180,540 |
29位 | ラトビア | 28,454 | 3,129,940 |
30位 | ギリシャ | 27,459 | 3,020,490 |
31位 | チリ | 26,916 | 2,960,760 |
32位 | ポルトガル | 26,634 | 2,929,740 |
33位 | ハンガリー | 26,223 | 2,884,530 |
34位 | スロバキア | 25,452 | 2,799,720 |
35位 | メキシコ | 17,594 | 1,935,340 |
※日本円は1ドル=110円で計算
※参照:OECD
平均年収ランキングについて
まずは平均年収が高い国ランキングです。
OECDのデータを使うので、加盟国が対象。2019年のデータを引用しています。
平均年収ですが、OECDのデータでは”Wage”とあるので『労働の対価による賃金』です。
そのため、投資や経営をして稼いだ金額ではないことに留意したいところです。
「日本人は金持ち」は過去のもの
日本に関して言えば、OECD加盟国の中では24位と平均以下の年収となっています。
ハッキリ言って「日本人は金持ちが多い」という言葉は日本人の間で聞く言葉で、世界の人が思っているかはまた別です。
比較的裕福な国ではあると思いますが、日本の平均的な賃金は世界に比べて平均以下。
「日本人はお金持ち」という言葉は確かにバブル期にできた言葉です。
この頃は確かに日本の一人あたりのGDPも世界で1、2位を争うような状況で、世界から見れば「日本人は金持ち」という印象でした。
それが数十年たっても、「日本人は金持ち」という言葉だけが残っているのだと悲しむ今日この頃です。
労働人口の割合が低い
2018年の人口に占める労働人口の割合(15~64歳の割合)は日本は59.7%とOECDによるデータだと最下位です。
今までと同じような働き方だと、労働力が確保できずに、日本という国の経済が衰退してしまう可能性があります。
だから、政府は女性の活躍を推進させようとするし、外国からの労働を積極的に受け入れるようになってきました。
多種多様性を受け入れて、ダイバーシティな日本になる必要性があるわけですね。
日本語に直訳すれば『多様性』という意味です。国籍・生活スタイル・宗教・価値観・LGBT・人種などの多様性をあらわす言葉。ダイバーシティ化「いろんな生き方ができる社会を目指す」を政府は推奨している。
OECD加盟国
OECDの37の加盟国以下のとおりです。
- オーストリア
- ベルギー
- デンマーク
- フランス
- ドイツ
- ギリシャ
- アイスランド
- アイルランド
- イタリア
- ルクセンブルク
- オランダ
- ノルウェー
- ポルトガル
- スペイン
- スウェーデン
- スイス
- トルコ
- イギリス
- アメリカ
- カナダ
- 日本
- フィンランド
- オーストラリア
- ニュージーランド
- メキシコ
- チェコ
- ハンガリー
- ポーランド
- 韓国
- スロバキア
- 地理
- スロベニア
- イスラエル
- エストニア
- ラトビア
- リトアニア
- コロンビア
※中国やインド、ブラジルは入っていません。
最後に
世界に関する数字について「FACTFULLNESS」という本がめちゃくちゃ参考になりました。
とても有名な本なので、一度は見たこと、もしくは見かけたことがある人も多いのではないかと思います。
かなりざっくり内容を言うと、、、
- みんながイメージするより、世界は良い方向に動いている
- 世界は豊かな国、貧しい国の2極化ではない。豊かさは4つのレベルに分解できる。
ということが書かれています。
僕自身は数字にそれほど強くないですが、分かりやすく書かれていました。
ほとんどの人が想像する世界を、データをもとに「そうじゃない」という事実を突きつけてきます。
グローバルな人間を目指す人や世界について興味がある人にはぜひ一度読んで欲しい本です。ビル・ゲイツが大学卒業生に贈った本としても話題となりました。
「FACTFULLNESS」には「国際機関が無料で公開しているデータすら専門家さえも知らない」ということも書かれてありました。
そういった情報をもとに、このサイトで分かりやすく、世界についてお話できたらなと考えています。