日本でもドッキリ番組は多いですが、芸能人をターゲットに笑いを求めるものが多いと感じます。
しかし、アメリカのテレビ制作会社ABCが放送している”What would you do?”という番組はもっと社会的な問題を取り上げ、一般の人がどのように反応するかを視聴する番組です。
アメリカの人気番組の一つですが、アメリカの社会がどのような問題を抱えているか、世間一般の人がそれに対してどう考えているかがよく分かります。
僕も一人の英語学習者として、面白いテレビ番組があるから見てみようということで見始めました。
しかし、それ以上に見る価値がある番組だと思うので今回はこのテレビ番組を取り上げてみたいと思います。
※無料で学べるオンライン英会話
1年くらい英語に集中すれば、英会話できるようになります。英会話の基礎を身につけるという面ではKimini英会話がオススメです。10日間の無料体験もあるので、どうやって英会話を勉強するかだけでも習得してしまいましょう。
»Kimini英会話
“What Would You Do?”とは?
笑いの要素はほとんどなく、差別や嫌がらせ、偏見と言ったことを実際にレストランやバー、ショップなどで俳優や女優が演じ、周囲の一般人がどのように反応するかを見ていきます。
そして、最後にMCのジョン・キオーネ氏が登場し、ネタバラしをしてどうのように感じたかをインタビューするというものです。
内容の例をいくつか挙げると、次のような状況の時に「あなたはどうする?(What would you do?)」ということがテーマになります。
- ムスリム(イスラム教を信仰する人)のカップルがレストランの店員に差別される。
- 障がい者や精神障害者がレストランやスーパーで働き、客から侮辱的な言葉を受ける。
- レストランで白人の女性が黒人の男性と結婚することを親に反対される。
- トランスジェンダーの人がレディース服のお店で、店員に服の販売を断られる。
これらの内容は、日本人の我々が見ても明らかに人道的におかしいと感じることがテーマでありますが、たまにテーマが声を上げて反対するべきか、そうでないべきか微妙なものもあります。
また、「フードスタンプ」はアメリカで貧困層を支援するための社会制度です。
日本でいえば、生活保護に近いのですが、アメリカの場合はお金ではなく、チケットを渡し、アルコールやタバコ、ドラッグなどが買えない仕組みとなっています。このようにアメリカ社会を理解したり、知識を増やしたりするうえでも参考になるテーマもあります。
この動画を見て、アメリカ人の価値観や社会観を見ることができると同時に、差別に対する考え方を理解することができます。
日本語字幕もあるので見てみよう
多くはありませんが、Youtubeでも日本語字幕にしているものもあるので、いくつかピックアップしてみました。
最近では、日本語字幕のものも増えているので、英語を学習している人は、オリジナル版も見てみると良いでしょう。
盲目の男性が女性店員に騙される
ホームレスの男性から金を巻き上げる
ダウン症の男性を馬鹿にする客
これは超感動した
次にあげる「What would you do?」の動画は僕が見て泣いたものです。
人の温かさに感動させられました。
日本語字幕がないものもありますが、内容は分かると思います。
ちなもに、僕は泣き上戸なので、あまり参考にならないかもしれません。笑
出稼ぎに来たメキシコ人に対する差別(日本語字幕なし)
彼氏のDVがひどい(日本語字幕あり)
ムスリムの人がレストランの店員から差別を受ける(日本語字幕なし)
日本人が賛成できないテーマ「銃」
日本人が見るとどう考えても賛同できない感覚があります。
お父さんが7歳の子供の誕生日に銃をプレゼントしますが、まったく知らないお客さんが「ちょっと待って!こんな小さな子供に銃をプレゼントなんて本気!?」と割り込んできます。
このお客さんとお父さんが子供の銃の所持についてちょっとした口論となるのですが、子どもの銃の所持について「賛成」か「反対」かがこの回のテーマです。
結論からいうと、子どもの銃の所持について、一般のお客さんは賛成でした。アメリカでは適切な使い方をしていれば問題ないという意見が多数です。
銃専門店と思われる店でこの議論が起きているので、銃所持に賛成の人が多いのでしょう。
しかし、7歳の子供が銃を所持することに対して、もしこれが日本なら圧倒的に反対派が多数でしょう。
Too Young to Shoot Guns?
アメリカ社会が銃社会であることは、みんなが知るところではありますが、今まで何度も銃に関する事件が起きているのに、これほど銃に寛容な社会であることは正直あまり理解ができません。
色々とご意見があるとは思いますが、個人的にはどうしても「銃は人の命を奪うことができる道具」という認識がぬぐえないので、この動画に関しては私は女性側、反対の立場です。
まとめ
“What Would You Do?”を学習に使うことはあまりオススメしませんが、実際の会話に使える表現も多いと思います。
個人的には、このテレビ番組ではよく”Sir”,”Ma’am”という表現がでてきますが、知らない人に敬意を表現しながら呼びかける言葉ということを学びました。
それと似ている表現として”Bro”という表現が出てくるのですが、知らない男性にフランクに話しかける時によく使われる表現だなと理解しています。
動画の内容に関してですが、こんなことが実際の生活で起こりえるのかなという内容も結構あるけれども、差別や偏見に立ち向かう人を見て、感動する場面も多く泣けてくることも多いです。
個人的にもっとも感動したのは、彼氏による家庭内暴力を受けている女性を助けるシーンです。白人カップル、黒人カップルの両方のケースがありますが、後者のケースでお客さんである女性が立ち向かうシーンは感動的です。
アメリカでも人気の番組なので興味のある方は一度、ご覧いただければと思います。
さて、”What would you do?”も字幕なしで聞けるようになりたくないですか?
オンライン英会話で英会話を学習して、字幕なしで聞けるようになるころには、外国人と普通に英語で話せるようになります。
がっつり短期間で成果を上げたい人は、英語コーチング型スクールも良いと思います。
少し費用がかかりますが、学習する習慣も身につけられるので、自分を追い込みたい人はこちらもありです。